オーボエの音色に憧れる方はとても多いです。
あなたもきっと、あの独特の音色に憧れて今、このページを
読んでくださっていると思います。
ですが、ギネスも認定するほど「難しい楽器」として有名なオーボエ。
この「難しそう」という印象が先行してしまい、なかなか
手を出せない、と悩んでいらっしゃる方がとても多いのです。
また、誰かに教えてもらいたくても、なかなかオーボエ教室って近くには無いですよね。
なぜ、オーボエに憧れる人は多いのに、教える人が少ないのでしょうか。トランペットやサックス、クラリネット、フルートといったいわゆる「吹く楽器」というのは、肺活量が必要です。
息をたくさん吸って、沢山吐く。
なぜ、吹いているとクラクラするの?
大きな音を出そうとしたら、フーっと強く沢山の息を吹き込む必要があります。
ですから、肺活量の少ない女性では、吹きこなすのが大変です。
ですが、オーボエは不思議なことに「息の余る楽器」なのです。
音を出すのに、沢山の息が必要ないので、
肺活量が少なくても吹きやすい楽器です。
それなのに、なぜ、吹いているとクラクラするのでしょうか。
実は、「息が余るので、息継ぎをし忘れる」のです。
何だか面白いですよね。
つまり、肺の中の空気がなかなか無くならないので、息を吸う必要がなく、そのまま吹き続けてしまうのです。
すると、新鮮な空気が入ってこないので、クラクラするというわけです。
そこで、オーボエでは不思議な呼吸法が出てきます。
「息を捨てる」のです。