情報セキュリティマネジメントの難易度・合格率

情報セキュリティマネジメントの難易度・合格率

情報セキュリティマネジメント試験の合格率は2016年の試験開始以降、減少傾向です。内容の見直しなどにより出題傾向が変更になることもありますが、簡単に合格できる試験ではありません。科目A、科目Bにあわせた勉強方法でしっかりと対策を行う必要があるでしょう。
このページでは、情報セキュリティマネジメント試験の難易度や勉強方法についてご案内いたします。

情報セキュリティマネジメント試験を効率よく勉強するには?

情報セキュリティマネジメント試験の合格に向けて効率よく勉強するためには、事前知識があるかないかにより、まずはどこを優先的に勉強するかを設計することが大切です。

事前知識とは、たとえば実務でITエンジニアなどの経験がある、情報セキュリティマネジメントの知識がある、ITパスポートを取得している、などが判断材料です。
自分がどちらかわからない…という人は、テキストなどをパラパラと見てみて、なんとなくわかれば“知識あり”、まったくわからなければ“知識なし”といった判断で進めてみましょう。

情報セキュリティマネジメントの資格概要と取得メリット

情報セキュリティマネジメントの資格概要と取得メリット

情報セキュリティに関する基礎知識があることを証明できる
情報セキュリティマネジメントは、組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的な知識を有していることを証明できる国家資格。特に個人情報の管理に携わっている方や管理職の方は、企業の情報セキュリティ向上のためにもぜひ取得しておきたい資格です。

多くの現場で必要とされる知識が習得できる
情報セキュリティマネジメントは、組織がもつ情報を危険から守り、組織の成長のために安全に活用するために必要な、基本的なスキルを有していると証明できる国家資格。情報セキュリティ対策はどの企業でも必要であるため、業界問わず、幅広い分野で活用できます。

スキルアップに役立つ
情報セキュリティマネジメントを勉強すれば、情報セキュリティシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守、運用、技術、開発の管理に関する知識を習得できます。また、IT系資格の登竜門であるITパスポートに合格した方は、さらにステップアップできる資格としておすすめ。

ITパスポート試験の出題形式は四肢択一方式で問題数は100問

ITパスポートの過去問からみる出題傾向

ITパスポートの試験内容と過去問からみる出題傾向

ITパスポート試験の出題形式は四肢択一方式で問題数は100問、試験時間は120分です。
試験内容は、以下の分野から出題されます。

・ストラテジ系(経営全般):35問程度
・マネジメント系(IT管理):20問程度
・テクノロジ系(IT技術):45問程度

合格点は、総合評価点1,000点満点中600点以上、かつ分野別評価点もそれぞれ1,000点満点中300点以上である必要があります。
例えば、ストラテジ系が900点、マネジメント系が900点、総合評価点が650点としても、テクノロジ系が200点であれば、不合格です。

また上記の評価点は項目応答理論という方式を採用しており、1問が何点という形式になっておらず、受験者は配点がわかりません。
ITパスポート試験の合格率は5割程度で、難易度がそこまで高くありませんので、配点に関しては難しく考えずに試験にのぞみましょう。

また、実際には100問中92問だけに対して採点され、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問のみ採点されます。残りの8問は、今後出題する問題を評価するために使われるもので、採点の対象外です。