男性と同じ手術法を行うことが必ずしも正解ではありません
女性の植毛においても、
採取には一般に後頭部が使われます。
もちろんAGAの場合と異なり、 CTEを起こしうるのですが、
それでも他の部分に比べると脱毛には
多少なりとも強いようです。
この比較的強い部分から、
慎重にさらに強い毛を持つグラフトを選択して
採取しなくてはいけません。
そういう意味では
ストリップテクニックは適していません。
また、移植においても
侵襲の少ない移植孔をあける必要があります。
これは既存毛に対する配慮というよりも、
その侵襲が新たなストレス新たな脱毛につながらないように
するためです。
また使用するグラフトや移植のデザインにおいても、
男性よりさらなる審美性を必要とします。
このようなことを、熟知し熟練した医者が、
慎重に行ってはじめて、 女性における植毛での
満足度を上げることができるのです。
男性と同じ感覚で手術を行えば多くは
満足の得られない結果となりかねません。